特定産業分野別の人数
令和6年現在、特定技能1号の在留外国人は全ての分野を合わせて約25万人います。分野別にみると上位5位は
1.飲食料品製造業分野: 70,202人(全体の約28%)
2.素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野: 44,067人(約17.5%)
3.介護分野: 36,719人(約14.6%)
4.建設分野: 31,919人(約12.7%)
5.農業分野: 27,786人(約11%)
となっております。
1位2位の製造分野で全体の45%を占めています。人手不足が深刻な介護、建設が続きます。

国籍別の人数

国籍別でみると、圧倒的にベトナムが多い現状です。何と全体の50%以上という驚きの数字です。ベトナム国籍者が多い理由はいくつか考えられます。以下に主な理由を挙げます。
1. 技能実習制度の延長として特定技能が利用されている
ベトナム人は日本の技能実習制度で最も多い国籍グループの一つであり、多くの技能実習生が特定技能制度に移行しています。特定技能1号は、技能実習制度修了後の選択肢として設けられているため、実習生としての経験を持つベトナム人がこの制度を活用しやすい状況があります。
2. 日本とベトナムの経済関係の深化
日本とベトナムは経済的にも深い関係を持ち、二国間での協定や人材交流が進んでいます。特に日本企業がベトナムでのビジネス展開を進めていることもあり、ベトナム人労働者が日本の仕事環境に慣れているケースが増えています。
3. 日本での就労に対する人気と教育体制
ベトナム国内では、日本への就労が高い人気を誇っています。日本での働き口が安定しており、給料が母国と比較して高い点が魅力です。また、ベトナム国内には日本語学校や職業訓練センターが多数存在し、特定技能試験の合格を目指す支援が充実しています。
4. 特定技能試験の対応
特定技能試験(分野別技能試験および日本語試験)は、ベトナム国内でも積極的に実施されています。試験の受験が容易であることが、特定技能取得の促進につながっています。
5. 文化的な適応のしやすさ
ベトナム人労働者は、文化的な勤勉さや人間関係を重視する日本の職場文化に比較的適応しやすいとされています。この点も、雇用者側がベトナム人を積極的に採用する理由となっています。
これらの要因が複合的に働いて、ベトナム人が特定技能1号の在留資格で最も多くなっていると考えられます。